第25回例会 ~学友会の活動とこれからの展望~

会長挨拶(折戸 善信会長)

週初めは久しぶりに積雪を見ました。そのために、ゴルフ同好会のコンペも中止になり残念でした。
今日は神戸中RCから宇尾職業奉仕委員長、神戸西RCから斎藤様そして卓話をいただく梁栄友様がお越しです。ごゆっくりとお楽しみください。
先週のロータリー塾では「超我の奉仕」について勉強しました。ロータリアンの羅針盤「超我の奉仕」を簡単に説明するとすれば「他人のことを思いやり、他人のために尽くすこと。」とすれば理解しやすいのではないでしょうか。これを第一モットーして、第2モットーには「最も奉仕する者、最も多く報いられる」が指定されています。私たちロータリアンはこのモットーのもとに日々奉仕に取り組んでいるところです。今月号のロータリーの友に「日本のロータリー100周年委員会ビジョン策定特別委員会委員長の本田博己パストガバナー(前橋RC)が「『職業奉仕』はロータリーの根幹か?」と「職業奉仕」のことについて書いておられます。
簡単に説明できることではありませんが、これまで日本人の持っている「職業奉仕」観とは異なり、RIつまり世界のロータリアンが持つ「職業奉仕」観について書いておられますので、一度読んでみてください。なるほどと思わせる内容でしたのでお知らせしておきます。
さて、今日は、卒業式などでよく卒業生に贈る言葉として話をした「一隅を照らす此れ即ち国宝なり」について少しお話したいと思います。この言葉もロータリーの精神に近い言葉ではないかと思っております。この言葉は、比叡山延暦寺で天台宗を開かれた最澄上人(しょうにん)、後の伝教大師(でんきょうだいし)の教えの一つです。ちなみに「大師(だいし)」とは人を教え導く偉大な指導者という意味で、日本では最初の大師号となりました。これ以後、最澄は「伝教大師最澄」と称されるようになりました。最澄大師は、比叡山を日本国に必要な人材を養成するための教育をする場として時の帝 桓武天皇に上奏し、認められて学問所となりました。そこで学ぶものの心構えとして述べられた「山家学生式」(さんげがくしょうしき)の中にある一首が先の言葉です。ここでいう「国宝」のうち、「宝」は道を求めて努力する人、会社でいえばコツコツと社業に励む人。派手ではないが常に会社のことを考え、自らを犠牲にしても会社のためにと考えた行動する人とも言えます。このような行動をしている人は、やがていつかは他の社員の目に留まり、その人がコツコツと努めているから自分たちの仕事が大変やりやすくなっていることに気づく。このような人が放つ光が、前にも後ろにも横にも広がり、美しく大きな光となって周りを照らしている。(つまり会社にとってはなくてはならない人になっている。)
このように、人の為に尽くすことの大切さを「一隅を照らす此れ即ち国宝なり」と伝教大師は言われたのです。
ロータリークラブの会員はその職業を代表する者です。また、地域で尊敬されている人が選ばれています。このように考えてみますと、ロータリアンこそが「一隅を照らす人」として地域に光を放っているとも言えるのではないでしょうか。
また、このような人が一人、二人といらっしゃったら、会社自体がなんとなく居心地がよく、社員さんの定着率もいいのではないのではないかと思います。

委員会等報告 各委員長他より報告がありました。

・宇尾 好博地区職業奉仕委員長(神戸中RC)御挨拶
・大西 敏郎国際奉仕委員長:板橋北區扶輪社来日公式訪問について
・初谷 仁志プログラム委員長:会員卓話のお願い
・小林   司会長エレクト:社会奉仕委員会次年度地区補助金事業
「子供向けミュージカル(予定)」日時:9月10日(日)場所:西区民センター
・多田 昌之親睦委員長:「観桜家族例会(予定)」
日時:4月6日(木)場所:神戸西神オリエンタルホテル
・中川   隆ゴルフ同好会幹事:
「第7回神戸西神ロータリークラブ杯ゴルフコンペ雪の為中止→次月開催」
「オキナワDEゴルフ」参加について

卓話「学友会の活動とこれからの展望」
国際ロータリー2680地区 米山学友会兵庫幹事長 梁栄友氏