第26回例会 ~生きるを考える~

会長挨拶(折戸 善信会長)

みなさんこんにちは。2月に入りました。今日は卓話ゲストのさくらいりょうこ様、和田山RCの小野山様、そして米山奨学生の蘇霖坤さんお越しです。ごゆっくりとお過ごしください。
さて、明日は節分です。節分本来の意味は「季節を分ける」という意味だそうです。立春、立夏、立秋の前日にあたり、旧暦では春が1年の始まりと考えられていたため、節分といえば春の節分を指すようになったようです。
立春が新年なら、その前日の節分は大晦日で邪気払いの日となっているようで、季節の変わり目には鬼が出る。つまり、邪気が出るとされ、豆を投げて鬼を追い払う風習があります。また、鬼が入らぬようにと「柊(ヒイラギ)イワシ」を玄関に飾ったり、神様がいる方角に向かって願い事をしながら恵方巻をかじるという、習しになっているようです。ちなみに、今年の方角は北北西だそうです。恵方巻をかじるということは子供時代にはなかったと思うのですがいつごろから言われだしたのでしょうか。
鬼の由来を少し調べてみますと
 鬼という言葉は「隠(おぬ)」のなまりとする説があります。
姿を隠して見えないことを前提としていたと考えられます。古くは恐ろしい形で、人を害し、人を食らうという怪物の意に用いられたそうです。出雲風土記には目一つの鬼が現れて、田や畑で働く男をつかんで食べたという話があります。
赤鬼・青鬼があらわれたのは、平安時代です。その後、仏教や陰陽道(おんみょうどう)と一緒になって、人の形をして、牛の角、虎の牙があり、裸で腰に虎の皮をまとい、恐ろしい顔かたちをした怪力あるものが想像されたようです。
鬼が山からあらわれ、里人に乱暴し危害を加える。その後、鬼が退治されるという民間信仰が現在の初春の鬼追い行事として残っていると考えられています。
ちなみに、子供時代に遊んだ鬼ごっこはこれらの鬼追いのような神事を模倣したものと考えられているようです。
県内にも鬼追い行事が各地にあります。年明けには須磨RCの加門さんのお寺妙法寺の様子がFBで紹介されていました。また、「書寫山圓教寺修正会」(鬼追い修正会:しょうしょうえ)は、寛弘4年(1007年)に始められたものとされています。大山寺も1月に追儀式(鬼追い修正会)が模様されています。通常、追儺式の行事は寺院で行われますが、2月3日は長田神社の古式追儀式(鬼追い)が行われます。神社で追儺式が行われることは全国的にも珍しく、儀式も室町時代から受け継がれた古くからの形をそのまま保存していることから、兵庫県指定重要無形民俗文化財にも指定されています。
長田神社の鬼は神々のお使いとしての鬼であり、神々に代わって全ての災(わざわい)を払い清めて、清々(すがすが)しい良い年を迎えることを祈り踊るとのことです。
ちなみに、2月4日は立春です。梅に鶯といわれているように梅の花が見ごろになり、鶯やメジロが梅の花を目当てに山を下りてきてさえずってくれます。最近は近所の公園に鶯のまだまだ下手な鳴き声が聞こえなくなったことが残念です。メジロも庭にサクランボの木があった頃はよく来てくれていたのですが最近は見かけなくなりました。環境問題がいろいろと騒がしい時節ですが確かに地球環境は悪化しているのでしょうね。
季節感という日本語もやがて消えてしまうかもしれません。

委員会等報告 各委員長他より報告がありました。

・蘇霖坤さん(米山奨学生):中国の旧正月のお話と帰省についての報告
・大野   昇雑誌R情報委員長:
「社会奉仕委員会チャリティコンサート」ロータリーの友掲載 2月号P16
・中川   隆ゴルフ同好会幹事:
「第7回神戸西神ロータリークラブ杯ゴルフコンペ」日時:2月14日(火)開催
「オキナワDEゴルフ」実施の報告 参加者8名

卓話「生きるを考える」オカリナ奏者 さくらいりょうこ様