会長挨拶（工藤 涼二会長）

先週の大雨はこれまで経験したことがないものでした。先週の第１回例会の翌日の金曜日のことですが、神戸電鉄も止まってしまい、道路も超渋滞となったため、私は、事務所からたった

10数キロの自宅に帰ることができず、とうとう事務所のソファーで夜を明かすことになりました。幸い私はその程度で済みましたが、平成になって最大の風雨災害ということで、連日の報道の都度犠牲者の数が増えているのを見るにつれ、胸が痛くなる思いがします。被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げたいと思います。

ところで同じ金曜日のことですが、私が担当した国選弁護の窃盗事件の判決言渡しがありました。会社の結構多額のお金を盗んだ罪で起訴されたという事件で情状もよくないのですが、一部について示談を取り付けたことやまだ21歳の青年ということで何とか執行猶予が期待できる事案でした。

ただ、私は昔の事件で、判決後は九州の実家に帰ることを約束させて何とか保護観察付の執行猶予を付けてもらい、保護観察所から帰省のための切符を出してもらって（通常料金の半額で発行してもらえるようです。）、家に着いたら連絡するようにと言って別れたところ、それを換金して姿を消されてしまったということがありました。それでこの事件の被告人も心配だったことから、両親に裁判所まで迎えに来させ、連れて帰るように手はずを整えていたところ、あの大雨でJRは止まるし、名神も通行止めとなって、両親が迎えに来ることができなくなってしまいました。そんな状況で彼を拘置所から出してもどこかへ姿をくらましてしまうかもしれないと考え、私は裁判官に両親が来られないことを理由に（被告人が逃げるかも知れないとはいえませんので）判決言渡しを延期してくれるよう頼みましたが、だめでした。幸い判決は無事執行猶予付きだったのですが、拘置所で釈放されるので両親の代わりに私が迎えに行き、事務所まで連れて来て昼食を食べさせ、金がないというので１万円を渡し、インターネットで調べて辛うじて動いていた新幹線で帰るように指示して別れました。ところが夜になっても帰っていないことが分かりました。これは逃げられたかとがっかりしていたところ、翌日になりやっと家に戻った彼から電話がありました。新幹線がその直後に止まってしまい、ネットカフェで夜を過ごしていたそうでほっとしました。彼は家に戻りましたが、私が渡した金はまだ戻っておりません。

いろいろなところに影響のあった豪雨でした。

委員会報告

＊御挨拶

神戸モーニングロータリークラブ　黒川 良彦会長様

＊石津英一郎親睦活動委員長：

「親睦委員会」7月17日（火）18：30～　場所：後日連絡

会員卓話

「就任挨拶」

今田 学志クラブ研修リーダー

田中 祥靖社会奉仕委員長

「長期交換留学派遣生・タイ王国スタディツアー参加者　挨拶」