第21回例会 ~年次総会~

会長挨拶(工藤 涼二会長)

「プロの眼」

皆さん こんにちは!

私は、夜中に目が覚めることが多く、朝まで眠ることは滅多にありません。これは結構若いころからで、そんなときは時間をもてあまします。以前に神戸西神の会員で去来川さんという方がおられて、そのような時はNHKの「ラジオ深夜便」を聞いているんだとお聞きしました。そこで、私も夜中に目が覚めるイヤホーンを耳に突っ込んで聞くようになりました。

時間帯によっていろいろなコーナーがあるのですが、先日は「日本古来の音」ということで、日本のお寺の釣り鐘の半分以上を造っているという鋳物会社の社長さんのお話がありました。まずお寺の鐘を「梵鐘」と呼びますが、この「梵」という字は、サンスクリット語で「完全なる清浄」を意味するのだそうです。私にとってさらに印象深かったのは、1950年代にアインシュタイン博士が来日された時に、京都の知恩院を訪れ、寺の鐘を突くところを見物されたのですが、聞いたあとに、「この釣り鐘の中に入ると、1点だけ音が聞こえなくなるポイントがあるでしょう」と言われたのだそうです。

にわかに信じがたい話ですが、いろいろな音が打ち消しあって消えてしまうポイントがあるのだそうです。アインシュタイン博士は、本物の釣り鐘を見るのは初めてのはずなのに、その形状からそれを見ごとに当てて見せたばかりか、その周囲で突いた点から90度の点は音が大きく聞こえ、45度は小さく聞こえるところがあることまで言い当てられたそうです。

話しは全く違うのですが、昔の私は阪急ブレーブスの大ファンで、昭和42年に初めて阪急をリーグ優勝に導いてくれた西本幸雄さんも好きでした。その西本さんがNHKの野球解説者として西武ライオンズの試合を解説していたのですが、西武の主軸であった外国人強打者(左バッター)の打撃について「この選手は、今バットが遅れて開いて出てきているので、幾ら打っても打球は右へは飛ばない」と言っておられました。本当かなあと思ってみていたのですが、まさにそのとおりで、その試合ではライト方向への打球は一つもありませんでした。

本当に「プロの眼」はすごいなあと感服した次第です。私たちロータリアンも、それぞれの職業についてこうありたいものですね。

御挨拶・委員会報告

*丸尾 研一PDG:ロータリーの友12月号P26 ピンバッチグランプリについて

*田中 安幸会員:「神戸西警察署長(芝 勝久氏)歓迎会ご案内」

日時:12月14日(金)18:30~  場所:海彩園(ティオ舞子)

会員卓話

「年次総会」

工藤 涼二会長

藤丸 信吾会長エレクト