第43回例会 ~ライフワークバランス~

挨拶(工藤 涼二会長)

「ロータリークラブと隠れキリシタン」

皆さん こんにちは!

以前から感じていたことですが、ロータリークラブというのはキリスト教の教会活動とよく似ている部分があるように思います。まず、毎週日曜日に教会に集って礼拝を守るように、ロータリアンも毎週1回例会を行います。教会では賛美歌や詩篇を歌うように、ロータリーではロータリーソングを歌います。そして、会費は教会における月定献金、ニコニコ箱は礼拝での席上献金に該当するようにも思われますし、各種の奉仕活動はクリスチャンの奉仕と同質性を有しているように感じます。また、ロータリー憲章や4つのテストは、あたかもシナイ山の頂上で神がモーセに示した十戒のようですし、ロータリー章典は聖書とまでは言えないまでも預言書や福音書のようでもあります。

ロータリークラブは、ご承知のとおり、世界最大のキリスト教国であるアメリカ合衆国で誕生しましたから、その影響がどこかにあるのかも知れません。昨年の垂水RCとの合同観月例会の際、矢代先生にそのお話をしたら、ロータリークラブが成功したのは、キリスト教式の礼拝方式から宗教色を抜いたところにあるのではないかとおっしゃっていました。

ところで、わが国ではご承知のとおり、秀吉や家康によってキリスト教が禁じられ、九州では「隠れキリシタン」として生き延びて来ました。厳しい取り締まりを逃れるため、教義は全て口伝で行われ、街角に見張りを立てた中で、声が漏れないように互いに頭から布団をかぶって行われていたようです。このようにして命の危険がある中で何百年も、独特の教義や賛美歌「オラショ」が伝えられてきたことは正に奇跡というほかはないように思います。

それが明治維新を迎え、極めて不十分でしたが明治憲法で宗教の自由が認められてからは、磔のおそれもなくなり、布団もかぶらずに布教できるようになりました。その結果はどうだったでしょうか。結局、多くはカトリックに戻り、隠れキリシタンの伝統をひく信者は1500名ほどに止まるようです。

ロータリーにおいても、現在、「柔軟性」のテーマのもとにいろいろな面で緩和が行われようとしていますが、今後、これがどのような結果をもたらすのか、注目していかなければならないと思います。

委員会報告

*藤丸 信吾会長エレクト:次年度板橋北區扶輪社公式訪問について

*小林   司国際奉仕委員長:板橋北區扶輪社創立35周年記念例会出席名簿配布

*田中 康之次年度幹事:

委員会2018-19年度活動報告、2019-20年度基本方針、活動方針提出のお願い

*碓永 陽介ゴルフ同好会幹事:

第11回コンペ優勝者 道永 憲兒会員

第12回グランドチャンピオン大会

日時6月26日(水)場所:東広野ゴルフ倶楽部

会員卓話

「ライフワークバランス」

キャリアコンサルタント

進 香さん