第33回例会 ~働き方改革・外国人労働者について~

会長挨拶(工藤 涼二会長)

「『君が代』と『日の丸』とロータリークラブ」

皆さんこんにちは。

日本のロータリークラブでは、例会の式場にクラブの旗と一緒に「国旗」を掲揚しています。また、本日もそうでしたが、毎月の最初の例会において君が代を斉唱しています。これまで私も、こういったことは日本にロータリークラブが設立された時から行われてきたと思っていました。

しかし、ロータリークラブはポール・ハリスによって1905年に創設されて以来、国家とは特段の関係を持たず、いわば世界最大のNPOの一つとして運営され、発展してきたわけですから、国旗を飾ったり、国家を歌ったりするのは何となく違和感がありました。

そこで、昔はどうだったのか調べてみますと、必ずしも以前はそうではなかったようで、先週もお話した大連ロータリークラブや神戸ロータリークラブと米山梅吉氏との間で大激論が交わされた1936年の神戸における大会のときも、日の丸は掲揚されておらず、君が代も歌われていなかったようです。

それがどうして現在のようになったかといいますと、第2次世界大戦前の特殊な事情が関係しています。つまり、次第にわが国の軍事色が強まり、キリスト教会も大政翼賛会に組み入れられるような社会情勢のなかで、アメリカを発祥の国とし、そこに本部を持つロータリークラブは、秘密結社やスパイ組織ではないかと疑われたようです。そこで、日本のロータリークラブは、決してそうではないということを示すために、例会場のクラブ旗の横に「日の丸」を掲揚し、毎月最初の例会に「君が代」を歌うことにしたのです。

ただし、そこまでしたのにもかかわらず、わが国のロータリークラブは、次々と解散させられ、戦後の復活を待つほかはありませんでした。そして、復活後もこのやり方が踏襲されて現在に至っているわけです。

ですから、現在の慣習は、必ずしも日本のロータリークラブの黎明期から存在したものではありませんので、場合によっては再考してみることもあり得るのではないかと、個人的には考えている次第です。

ご挨拶・委員会報告

*張 聞さん(米山奨学生)・クララさん(留学生)ご挨拶

*今田 学志クラブ研修リーダー:

「研修委員会のご案内」日時:地区大会3月24日(日)11:50~12:50

場所:加古川商工会議所

3月ご結婚記念日・お誕生日おめでとうございます

結婚記念日:吉川 孝郎君(1日) 多田 昌之君(8日) 折戸 善信君(11日)

初谷 仁志君(14日) 小西 昌則君(31日)

誕 生 日:田中 康之君(15日) 工藤 涼二君(28日) 鶴井 孝文君(30日)

会員卓話

「働き方改革・外国人労働者について」

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中野 祥子様