第14回例会 ~クラブの研修について~
会長挨拶(工藤 涼二会長)
「20.1% と 5.7% と 2.6%」
これらは何の数値でしょうか。実は、ロータリークラブにおける女性会員の占める割合です。
ロータリークラブは男性のみの会員によって1905年設立され、長い間女性会員が認められてきませんでした。ところが、既に1950年には、インドのクラブから「標準ロータリークラブ定款から『男性【mail】』という言葉を削除する」との制定案が審議会に提案されていました。また、1964年には、セイロン(当時)のクラブから「ロータリークラブへの女性の入会を認める」との提案がされたのですが、否決されてしまいました。さらに1972年には、米国のクラブからも同様の提案がされるに至りました。その後もこの動きはやまず、1977年には当時の国際RI標準クラブ定款に反しながらも女性会員の入会を認めたことから、国際RIにより排斥される米国のクラブも出たようです。
この問題は、ついにはカリフォルニア州で法廷闘争となり、1987年5月4日、米国連邦裁判所で「ロータリークラブが性別を理由に女性を会員として拒否することは許されない。」という判決が出るに至りました。このような経緯を経て、1989年、国際RIの規定審議会において、「ロータリークラブの会員は男性に限られるとするRI定款の要件を削除する」ことが可決されました。この影響は極めて大きく、翌年には世界で2万0200人の女性会員が誕生し、今日では20.1%つまり5分の1が女性会員となっています。
ただ、日本では5.7%とまだまだ少なく、アジアの中でもフィリピンの32.5%、韓国の18.6%、女性の地位が低いとされているインドの10.2%にすら及んでいません。来年の規定審議会に向けて、米国からは、一定期間女性会員がゼロのクラブはRIから排斥すべきだとの改正提案も出ています。
わがクラブは1名のみで2.6%なので、何とか一人でも女性会員が増えますように皆で力を合わせていきましょう。
御挨拶・委員会報告
*丸尾 研一PDG:豊岡ローターアクトについて
*澤村 正夫ガバナー補佐:近況報告
*香川 真二社会奉仕副委員長:
本日例会後社会奉仕事業委員会開催
会員卓話
「クラブの研修について」
今田 学志クラブ研修リーダー