第23回 例会 ~ガバナー公式訪問~
会長挨拶(大西 敏郎会長)
皆様こんにちは。第23回例会となりました。本日はRI第2680地区丸尾ガバナー、今田代表幹事、そして見学例会の杉山 貴規様にお越し頂いております。ありがとうございます。丸尾ガバナーには後程、どうぞよろしくお願いいたします。さて本日は待ちに待った、本当に待ちに待った丸尾ガバナーの公式訪問です。先程別室で丸尾ガバナー、今田代表幹事、そして私と大塚幹事とで約一時間あまり非常に有意義な時間を過ごさせていただきました。そこで、先日瀧川ガバナー補佐のクラブアッセンブリーの報告に対してのコメントをいただきました。全体的な総評としましては、大変よく頑張っているというお褒めをいただいております。皆様、ありがとうございます。私からも感謝申し上げます。さて色々とお話しいただく中で、丸尾ガバナーは「神戸西神ロータリークラブも時間の経過の中で皆様が頑張ってレベルアップしてきていますが、さらにレベルアップ、向上させるためのキーワードは『BACK TO BAYSCHICK』ではないでしょうか」と申されております。本日は、この後、丸尾ガバナーには卓話をお願いしております。どうぞよろしくお願い致します。楽しみにしております。
国際ロータリー第2680地区 丸尾 研一ガバナー
皆様こんにちは。本日はこのように盛大にお迎えいただきましてありがとうございます。
まず、本日はこのようにスピーチ壇をご用意して頂いておりますので、ぜひスピーチ壇に椅子をお向けください。やはり皆様のお顔を拝見しながらお話したいと思います。本日、神戸西神ロータリークラブで73クラブ目、最終の公式訪問となります。数十分間のお時間をいただきますが、この数十分間は勉強するための時間と捉えてください。話が面白くない時には自分を見つめ直す時間と捉えてください。さて、私はロータリークラブ入会26年になりますが、ロータリーとは何かということをずっと考えてきました。人生には、物事を一変させるような、極めて重要な瞬間があります。その後のあらゆる経験は、この瞬間を基軸として測られることになります。私にとって、人生のターニングポイントはロータリークラブへの入会でした。あらゆる人生観、価値観が変わり、多くのものを授かりました。ロータリーは一つの人生哲学であり、私たちが人の心の美しさを学ぶためにあると考えます。そのために毎週の例会があり自己研鑽をはかり、心を育てる場所であります。
110年前、ロータリーは友との集い「例会」から始まりました。それは今でも変わりません。ロータリーへ入会するということは、例会に出席するということです。クラブがあって例会が開かれるから、あなたが出席するのではありません。あなたが出席するために例会が開かれているのです。例会は、ロータリーの出発点です。例会がなければ クラブは成立しません。どんな大きなクラブでも土地も建物もありません。さて、私はビジネス社会に生きています。日々競争にさらされていますので、私にとって例会は非日常の世界であり心のオアシスでもあります。これからの私の人生は恩返しをしなくてはなりません。ここで今年度RI会長K.R.Ravindran氏を紹介します。彼はスリランカ、コロンボロータリークラブ所属であり、プリントケアという会社のCEOであります。この会社はティーバッグの印刷と袋を日産一億袋以上生産しており世界的なシェアを持っています。私たちもどこかで彼の会社に貢献しているかもしれません。今年度RIテーマ「Be a gift to the world『世界へのプレゼントになろう』」というシンプルで深いテーマです。K.R.Ravindran会長は、このテーマを考えているとき、ヒンドゥー教を通じて学んだ教訓を思い出しました。これは非常に貧しい少年スダマの物語ですが、これは今月の月信に書きましたので割愛させて頂きます。今年の1月18日、国際協議会においてRavindran会長はスピーチの冒頭からこう言われました。「私たちの命は永遠でなく、人生にはいつか終わりが訪れます。そしてその終わりは思ったより早く訪れます。しかし、そのことを忘れがちです、この限られた人生をどのように過ごしたらいいのでしょうか。」ロータリーで私たちは善き行いを目指しています。大勢の人に人間の尊厳を与えたアブラハム・リンカーン。疎外された人たちに慈悲の心を捧げたマザー・テレサ。虐げられた人たちに平和的な変化を与えたマハトマ・ガンジー。彼らは皆、人びとのために人生を捧げ、自らが世界へのプレゼントとなって、自分自身を捧げました。何よりも大切なことは、品物でもなく、お金でもなく、自分自身を捧げることです。ただ「手渡す」のと「手を差し伸べる」のには大きな違いがあります。特に、思いやりの心をもった温かい手であればなおさらです。だからこそ、皆さんにお願いします『世界へのプレゼントになろう』。
さて、私たちの第一の課題そして最も重要な課題は、ポリオの撲滅です。25年以上前に私たちがポリオ撲滅の誓いを立てたとき、125ヵ国にポリオが常在し、毎日1000人以上の子どもがポリオによる麻痺障害を患っていました。現在、ポリオ常在国は3ヵ国、そして昨年のポリオ症例数はわずかとなりました。そのほとんどは、パキスタン一国から報告されたものです。この国で私たちが闘う相手は、ポリオウイルスだけでなく、無知、残忍さ、抑圧の力です。私たちの課題は、ワクチンを子どもの口に届けるだけでなく、殺戮者たちから予防接種従事者を守ることでもあります。パキスタン政府と市民は、ロータリーとともに、ポリオのない未来を実現するために力を尽くしています。私たちは闘い続け、必ずや勝利します。なぜなら、私たちは、ポリオのない未来をプレゼントすると世界の子どもたちに約束したからです。
ロータリーは膨大な可能性を秘めています。しかし、多くのクラブや地区の現実に目を向けると、ロータリーのあるべき姿が映し出されていません。当組織を形づくった基本に立ち返る方法を見つける必要があります。それは、人生のあらゆる場での高い倫理基準、そして、各クラブに会員の多様性をもたらす職業分類です。これらは、会員増強の足を引っぱる障害に過ぎない、と見られることがあまりに多いのが現実です。しかし、これらはロータリーの成功に欠かせない要素であり、なおざりにすれば、自らの存在を危うくすることになるでしょう。これを受けて、当地区でも現代に合った職業分類表の推奨版を作成する予定です。
私たちには選択肢があります。授けられたものを自分の元だけにとどめるか、またはそれを生かして自らが「世界へのプレゼント」となるかです。
私から皆さんへのお願いは、授けられたものを、入念に、賢明に、そして惜しみなく生かすことです。
Be a gift to the world 「世界へのプレゼントになろう」
ご清聴ありがとうございました。
次期幹事(石津 英一郎会員)
本日18:00より第1回ノミニー理事会を開催いたします。ご参加の程、宜しくお願いいたします。
ゴルフ同好会(原田 仁史会員)
こんにちは。12月9日(水)加古川ゴルフクラブで第6回同好会コンペを開催いたしました。優勝は折戸会員です。おめでとうございます。次回は1月下旬に垂水ゴルフクラブで開催する予定です。多数のご参加を宜しくお願いいたします。
「ガバナー公式訪問」