第43回例会 ~会長幹事の一年を振り返って~
会長挨拶(折戸 善信会長)
最初に田中安幸会員がこの春、黄綬褒章を受章されました。誠におめでとうございます。皆様とともに心からお祝い申し上げます。
さて、会長あいさつとしては、あと1回ありますが、正式の挨拶としては最後になります。卓話もありますので、最後の教育関係の話をさせていただきます。
私はご承知のとおり、保健体育を専門として教員生活を過ごしました。陸上競技の選手として過ごしているころは余りスポーツをとおして健康管理という気持ちは持たなかったのですが、やはり50歳ぐらいから健康管理について真剣に取り組むようになりました。
さて、体育は、一方でスポーツとも言えます。体育とスポーツとの違いはといいますと非常に難しい話になりますが、スポーツの持つ語源的な意味は、「気晴らし」「楽しみ」「遊ぶ」だそうです。一方、体育は英語ではPhysical Education といいます。このため教科名としてはスポーツとは言わないようです。簡単に言えば、教室で座学ばかりしていても、体が健康でなければ活力あふれる人間にはなれない。健康な体を維持、向上させる方法を学ぶ教科が体育だと考えていただければよいかと思います。芸術もそういう意味では豊かな人間性を育てることにつながる教科です。
学校では、数学や国語などの教科を学べばいいという意見も特に高校ではあります。しかし、教育の大きな目的の一つに、豊かな人間性を育成することがあげられます。このため、どこの国においても、体育や芸術などの教科が設置されています。
このため、特に高校においては受験という現実と、豊かな人間性を育む教育の二つを実行していかなければなりません。
難しい話はこのあたりにして、今ラジオ体操が見直されています。ジョギングやウオーキングブームとともに最も手軽にでき健康づくりがラジオ体操です。
ラジオ体操には、全身の筋肉を伸び伸びと動かす効果があります。肩や背中の筋肉をあまり動かさないので肩こりになったり、また、長時間座ることからくる腰痛、同じ姿勢でする作業のため体に障害がおきたり、ミスが生まれたりします。このような時に、全身運動を行うことは障害の予防とともに、事故の防止につながります。また、朝始業前にラジオ体操をする風景もよく見ます。しっかりと体を動かしてから仕事に就くことが事故の予防になります。おそらく、皆さんの職場でも、取り入れられていることだと思います。
さて、ラジオ体操を考案された方のお一人に兵庫県出身者がおられます。ご存じでしたでしょうか。その方は加西市出身の大谷武一先生です。先生のことは、私が大学に入学したときに体育学を確立された大先生であるとは聞いていましたが、郷土の先輩であることは知りませんでした。火曜日の日経新聞の夕刊には神戸体操が紹介されていました。原口元市長が推奨されたようです。また、ラジオ体操は第3まであるようです。
ラジオ体操は、ご自分の健康を維持するのにわずか10分ほどでできます。是非、毎朝取り入れられたらと思います。
委員会等報告
・石津英一郎幹事追加事項
*「第77回ほろにが会」
日時:7月29日(土)18:30~場所:神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ
*親睦委員会より6月8日(木)18:30~「新入会員歓迎会」出席のお願い
・丸尾 研一IPDG:アトランタ国際大会へ出発報告
神戸1000SMILEプロジェクト応募について
・中川 隆次期幹事:ロースター記載変更申告のお願い
・中川 隆ゴルフ同好会幹事:7月開催アンケート 7月19日(水)三木ゴルフ倶楽部
・大西 敏郎国際奉仕委員長:台湾訪問についての確認事項
・小林 司会長エレクト:「会長幹事慰労会」出席のお願い 6月29日(木)18:00~
・工藤 涼二規定審議委員:定款(案)について
卓話 ~会長幹事の一年を振り返って~
一年間を振り返って (折戸 善信会長)
会長に就任して、一年間はあっという間に過ぎていきました。
入会後3年ほどで会長の内示を受け、本当に勤まるのかと心配いたしました。
さて、会長就任時に掲げた今年度目標は
1つ目は「楽しい例会の開催」と「会員増強」
2つ目は、ジョン.F.ジャームRI会長の目標「人類に奉仕するロータリー」の実践
3つ目はクラブの運営体制の改善と強化
この3つを最初の例会で会長の所信表明としてお話させていただきました。今考えると何も知らない無知ゆえにこのような思い切ったことが言えたものだと背筋が寒くなっています。
会長としては社会奉仕事業に頑張りました。障碍者の方に何とかロータリーとして力をお貸しすることができればと思い、福原社会奉仕委員長にご無理をお願いしました。日程が10月1日と決まりました。しかし、出場者がなかなか見つかりません。そんな時、たまたま、朝5時30分のNHKのニュースを見ていると、明石に全盲のギターリストがいるということが流れ、すぐにNHK神戸に聞き中学生の「かしわもちかずと」君を紹介されました。また、西区で活動されている高尾美智子さんにもご出演いただくことになり、当初考えていたコンサートが開催できることになりました。その後、NPOグレーター西神音楽ネットの橋本さんのご協力により、男声合唱団ジェントル美賀多、伊吹の丘小学校、そして滝二のマーチングバンド部の出場が決まりました。山下さんもこのコンサートがなければ会員になられることはなかったかもしれません。
そして、香川会員のご協力も大きかったと思います。香川会員が神戸ウエストネットの役員として活動されていたこともあり、ハッピーカーニバルとのすみわけがはっきりとした結果、この事業がスムーズに行われることになり400名を超える観客にお越しいただき成功裏にコンサートを終えることができました。いろいろと、ご心配もいただきましたが、これも皆様のご協力のお陰だと感謝申し上げます。
また、新入会委員として山下さんと石川さんにご入会いただきました。十分とは言えませんが会員増強にも少しはお役に立てたかとも思います。
この一年間を通じて一番ご苦労いただいたのは、多田親睦委員長だったと思います
予算をオーバーさせないとの課題で親睦行事を計画していただいたので、随分ご苦労されたと思います。お蔭で予算も多少はゆとりができ時期小林年度につなげたのではないかと思います。
また、SAAや会計の井上さんにはこれまでにないご負担をいただきました。また、事務局も進さんも一人体制のなかよく頑張っていただきました。
このことにより、ロータリアンそれぞれが役割を分担することにより、クラブ員としての意識が高まるとともに協力関係が密になり絆が強固になることにより、今後とも末永くクラブが発展していくことにつながるのではないかと思います。
一年間のご協力に感謝しつつお礼とさせていただきます。