第14回例会 ~宝石について~
会長挨拶(折戸 善信会長)
こんにちは。今日は秋らしい気持ちの良いさわやかな気候となりました。
卓話は、大倉会員の「宝石について」ということで楽しみにしています。
さて、今年は久しぶりに10月10日が体育の日となりました。このような記念日は固定しておいてほしいですね。
先日、大学の県内のOB会があり、リオ・オリンピック陸上競技監督の麻場一徳さんのから話を聞きました。彼は筑波大学の後輩にあたりますが、リオの一年前に急遽監督に就任するように依頼されたそうです。
ご承知のとおり400メートルリレーで銀メダルを獲得し、日本中が歓喜の渦に包まれました。しかし、あまり気づかなかったかもしれませんが、50キロ競歩でも荒井広宙(ヒロアキ)選手が銅メダルをとりました。しかし、フランスの抗議でフランス選手を妨害したとのことで失格を宣言されてしまいました。見ている私たちは非常に残念に思いましたが、この判定に対して日本チームは、猛然と抗議を行い、先の判定を覆させました。その結果、荒井選手の銅メダルが確定しました。これまでの経験でいえば判定がひっくり返るということは余りありません。抗議は判定があってから30分以内にしなければならず、その上抗議文は英語で提出しなければならないことになっています。
今回、この判定を日本側がひっくり返せたポイントは、フランスからの抗議があるということを麻場監督はテレビの解説をしている関係者から連絡を受けました。するとすぐに、日本の陸連事務局に連絡し、ビデオを送るように依頼したそうです。そのビデオを見てフランスの抗議は抗議に値しないと考え、すぐに反論の文書を英語で作成して提出したそうです。
この素早い対応ができたのは、リオにルールに詳しい役員がいた。また、英語に堪能な事務職員を役員の中に加えていたこと。そして口頭でも抗議の内容を英語で伝えることができたことが大きかったと言っていました。麻場監督は監督に就任するときに、「チームワークと連携」をキャッチフレーズにされたそうです。まさに、チームの連携がうまく取れていたからこそ対応ができたということでしょうか。この結果がテレビで伝わりよかったと思うとともに、裏ではこのように周到な準備があったからこそ荒井選手の銅メダルにつながったのだと感心してその話を聞きました。
これに似たことが、シドニーの柔道の篠原選手の時にありました。相手は同じフランス人だったのですが、その時の銀メダルではフランス語が分からなった柔道役員が、試合が終わってから抗議をしましたが、選手が試合場から退出した後では、時すでに遅く判定は覆らなかったと聞いています。外国で過ごした日本人が役員にいるのといないのとではこんなに違う結果が出るのだなとも思いました。準備が何よりも大切だと思い知らされた話でした。
*米山記念奨学会より感謝状
・吉川 孝郎会員 第9回米山功労者 ・田中 康之会員 第1回米山功労者
委員会等報告 各委員長より御挨拶と報告がありました。
・常隂 則之出席委員長:9月出席月報配布
・大倉 隆幸ボーリング同好会幹事:
(第4回開催参加のお願い)10月24日(月)18:30~ 場所:神戸ボーリング倶楽部
・中川 隆ゴルフ同好会幹事:
第4回開催 10月19日(水)場所:ジャパンメモリアムゴルフクラブ
優勝者=児玉 貴春様(HYOGOロータリーEクラブ)
11月開催(小野ゴルフ倶楽部)参加のお願い