第15回例会 ~経済の話~
会長挨拶(折戸 善信会長)
みなさんこんにちは。今日は卓話をいただく光証券株式会社の扶川円伯さん、スポーツ教室でお世話になる株式会社マイスターの岡良一さん、神戸北RCから西村文茂さんにお越しいただきました。ごゆっくりとお過ごしください。
さて、10月も終わりとなり秋が深まりをみせています。といいながらも、そんなに冷えることもなく秋を感じずにすぐに冬になるのではないかと思います。
さて、秋といえば運動会の季節でもあります。子供時代から学校では運動会が行われていました。また、最近では少なくなったかもしれませんが職場での運動会にご家族そろって参加され、楽しまれたのではないかと思います。この運動会はどうも日本独特の行事のようです。外国人の方からみますと、整然と並んで更新する入場行進は異常に見えるとも聞いています。その運動会の起こりといえば、最初は築地の海軍兵学校で1874年にイギリス人の教官によって催されたとされています。その後、1883年に東京大学の運動会で初めて運動会という名前で呼ばれたようです。このことは二葉亭四迷の「浮雲」に『飛鳥山でうどん会』と母親が名前をとり間違えている様子が書かれていることからもこのころから運動会が始まったと思われます。 学校に運動会が取り入れられたのは、初代文部大臣の森有礼が横浜の外国人の子どもが行っていた陸上競技大会を見学して、体育教育に有効と判断し全国の小中学校で運動会を催すように訓令を発したのが始まりとされています。 学校制度が始まったばかりで施設も用器具のない時代でしたので、地域の神社や、寺の境内を借りて運動会を開催しました。そのことが地域とのつながりを深くし、パン喰い競争や大玉ころがしなどの種目が考えられたようです。紅組・白組は源平合戦の平家の赤、源氏の白から来ているといわれています。しかし、今、学校の運動会で組立て運動が悪者になっていますが、けがを防止する必要はあるとは思いますが、子供たちに力を合わせて協調し、頑張る、踏ん張る、痛いのを我慢する。上に乗る子供は下の子供たちに感謝する。そして、できたという達成感と、できなかったという悔しさを一緒になって共有できるなど、子供たちにいろいろなことを体験させるには非常に優れた種目であると思います。いいいところは一杯あるのに非常に残念な風潮が起こっています。また、最近社内運動会を実施する企業が増えつつあると聞いています。
社内運動会では京セラが有名です。社内運動会増加の理由としては「リアルコミュニケーションの飢え」があげられます。 企業では、隣の社員ともメールでやり取りすることが増えているそうですが、このために仕事以外に共通の話題を持ちにくい。しかし、社内運動会を行うと社員にニューヒーローが誕生したり、業務中だけではわからないリーダー資質が見られたり、交流のない部署の方と協力し合えたりと、スポーツだからこそのコミュニケーションを生み出す効能が期待できます。
面倒な行事にも関わらず、運動会に盛り上がりの兆しが出ている理由は、以下3つの良い効果が期待できるからです。私自身も大変お進めしたい企画です。
- ストレス発散・運動不足解消による健康面での良い効果
- 上司・同僚・部下との職場を越えた連帯感が生まれることによる仕事面での良い効果
- 家族を巻き込めば、家族の会社に対する理解が進むことによる人事面での良い効果
今年の12月からはいよいよ従業員数50人以上の事業場は、原則としてストレスチェック制度が義務付けられているそうですが、社員がストレスに打ち勝ち、健康を維持して仕事をするためには運動が不可欠です。 体を動かしてのコミュニケーションを取り入れ、社内の風向きを変えるのも一考と言えるでしょう。
委員会等報告 各委員長より御挨拶と報告がありました。
・大倉 隆幸ボーリング同好会幹事:
第4回開催優勝者 渡辺様(ゲスト参加)
卓話 「経済の話」 光証券株式会社 扶川 円伯氏