第41回例会 ~会員卓話~

会長挨拶(折戸 善信会長)

  さんこんにちは。季節がようやく初夏が近づいてくる感じがしてきました。日曜日には、走り方教室では大変お世話になりました。諸準備から片付け、また、駐車場の整理等ご協力いただきましたことに対して心から御礼申し上げます。何よりも参加いただいた子どもたちが喜んでくれていたことが最も良かったと思っています。また、マイスターの岡様をはじめスタッフの皆様。そして滝二の河合教頭とインターアクトのメンバーの皆さんにも大変ご協力いただきました。心から感謝申し上げます。

さて、今日は学校教育についてお話をさせていただきます。ご承知のようにセンター入試が大きく変わろうとしています。これまでのようなマークシートによる選択式解答試験が廃止されて、「思考力・判断力・表現力」を中心にした記述式の問題や、多数の正解があり得る問題など、多様なパターンの出題が導入されるそうです。

中でも、英語の入試がなくなり、民間のTOEICやTOEFL、英検等の資格が置き換わるようです。

このことは学校教育にも大きな変化をもたらそうとしています。

そもそも学校教育とは?と問われたら、百人百様の答えがあると思います。

多くの保護者が求めているのは、子供が元気に学校へ行って、たくさんの友達をつくり、しっかりと勉強してほしい。というところに集約されるでしょう。

しかし、段々中学校、高校と進むにつれ、一つでも偏差値の高い大学に入れるよう有名高校に入学させたいというように変わっていきます。学校の値打ちも大学進学者数で評価されるようになってきます。

一方、先生方は不登校生徒の指導。学習障害の子供たちの指導。中にはしつけを求める保護者もおられるなど学校に求められるのは多種多様になってきています。このため、先生方はこのような様々なニーズに応えなければなりません。これに部活動指導がはいるので、先生方の残業時間が過労死の基準である80時間を超すことも珍しいことではありません。

しかし、だからといって先生の過労死があるからといって生徒の指導を放棄することはできないと私は思っています。先生はいつの時代も先生なのです。「子供たちが幸せになるために」ということを放棄したら先生ではないと思っています。勉強しない子供には真剣に叱ってやる。いじめがあるとすぐに対処する。保護者と子供の間に確執があれば家庭訪問して話を聞いてあげる。一生懸命に授業準備をする。など自分のすべてを子供のためにと考えて努力するのが先生だと思います。

しかし、あまりにも世の中の進歩が速すぎて、今は恐らく学校で学ぶことは直接社会で役立つことはないと思います。このために学校では基礎基本をしっかりと学ぶことが大切だと思います。そして、物事に興味関心を持って、自らが学習する態度を育成する。このことが今学校で求められています。

大学入試の改革もこの観点からの改革ですが、このことは、高等学校などにおける現実は進学率の向上が求められています。現実が求めている課題と学校が現実にやらないといけないことは、このように大きく食い違ってきています。このため、これからの学校経営はますます、難しくなっていくのではないかと思います。

委員会等報告

・工藤 涼二規定審議委員:5月25日(木)規定審議小委員会出席のお願い
・工藤 涼二出席委員長:4月出席月報配布
・今田 学志35周年実行委員長:第1回実行委員会報告
・福原   章社会奉仕委員長:スポーツ大会の御礼
・中川   隆ゴルフ同好会幹事:
「第10回コンペ」日時:5月24日(水)美奈木ゴルフ倶楽部 優勝者=田中 康之会員


「年間グランドチャンピオン大会」日時:6月22日(木)垂水ゴルフ倶楽部
・小林   司会長エレクト:2017~18度役員委員会構成表配布
・石津英一郎幹事:6月よりクールビズ

卓話「会員卓話」

大野   昇会員、伊藤 幸美会員